耐震建物構造 - ジーエム・ビルド

日本ではいつ、どこで、地震が起きても不思議ではありません。
家族が笑顔で末永く暮らせる住まいとは、安全で安心して暮らせる快適な住まいであるということ。
耐震構造が基本仕様の妥協のない徹底した家づくり、それがジーエム・ビルド品質です。

万一の時に大切な家族と財産を守れる住まい「耐震建物構造」

イメージ画像

躯体とは家を構成する構造体で、命や財産を守る大切な要素。
だからジーエム・ビルドの住まいは、強固な骨組みで建物を支えます。

躯体と構造躯体

躯体(骨組み)のつくり方

躯体とは、建築物全体を構造的に支える骨組みとなる部分のことで、構造体のことを指します。建具などの付属物や設備、内外装の仕上げは除き、基礎、基礎ぐい、壁、柱、小屋組、土台、斜材(筋交など)、床版、屋根版、または横架材(梁など)などが該当します。躯体は力を支える構造体に使う材料によって区別されています。その躯体(骨組み)のつくり方(工法)には種類があります。現代の住宅には木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などいろいろな種類があり、工務店やハウスメーカーによっても採用されている工法はさまざまです。工法の名称を聞いたことはあるけれど、それぞれの特徴や違いまではわからないという方がほとんどではないでしょうか。そこで、ジーエム・ビルドが家づくりに採用している『木造軸組工法』について、こちらでご紹介していきます。

イメージ画像

軸組工法

ジーエム・ビルドの住まいは軸組工法を採用

日本で昔から用いられてきた伝統の木工法を発達・発展させた工法で、別名「在来工法」とも呼ばれています。在日本でいちばん多く採用されている代表的な工法で、柱(縦の構造材)に梁(横の構造材)を組み合わせて建てることから「軸組み」と呼ばれます。また、在来工法や伝統工法とも呼ばれ、法隆寺や古民家でも軸組工法は採用されています。日本の風土に合わせて発展し続け、長年の実績を誇るこの工法を、ジーエム・ビルドは採用しています。また、柱・梁等の組み方を事前に打合せし、工場にて部材加工されるプレカット工法により、高精度かつ強固な構造体を造りあげます。

適材適所光る精度の高いプロの技術力

部材の接合部には「金物」を使って接合されており、この種類や質によって、耐震性や耐久性に差が出てしまうことがあります。ジーエム・ビルドの建築現場には木材の取扱に長けた経験豊富なプロフェッショナルな職人を揃え、精度の高い建築工事を行っています。さらにジーエム・ビルドでは、「木造軸組工法」をベースに筋交いより強度や断熱材の充填など多くの点で優れている、耐力面材をを外周部に囲い『筋交い+耐力面材』で耐震強度を高めています。また、床組では木造軸組工法で一般的な根太工法ではなく、耐震上最も効果的な工法とされる『剛床工法』を標準採用し、水平面をの剛性強化を図っております。

イメージ画像
イメージ画像

木造軸組工法の特徴

  • 建築コスト
  • 構造
  • 耐震性
  • 自由度

地震大国の日本だからこそ、
万が一に備えた、『耐震住宅』という家づくり。

地震マップ

イメージ画像
地震エネルギーが建物に作用すると、
通常は建物の柱や壁などの構造躯体が、
そのエネルギーを負担し損傷を受けることになります。
そこで新たにエネルギー吸収装置(制振装置)を建物内に設置し、
地震エネルギーを吸収・消費すると、建物本体の地震時のダメージはとても小さくなります。
また揺れを小さくすることで、
室内の損傷や家具の転倒なども最小限に押さえ、
『いつまでも長持ちする住まい』に貢献します。

耐震住宅とは?

耐震住宅の特徴を知って災害に備える。

耐震住宅とは、文字通り地震の揺れに強いといった特徴を持つ住宅の総称です。それでは、耐震住宅ではない建物とは揺れに弱いかというとそうではありません。耐震住宅とは、震度5程度の揺れに対しては構造躯体に損傷を生じない、震度6強から震度7程度の揺れの場合は倒壊しない住宅をこのように呼びます。

耐震住宅の等級

耐震住宅とは、文字通り地震の揺れに強いといった特徴を持つ住宅の総称です。では、耐震住宅ではない建物とは揺れに弱いかというとそうではありません。地震の揺れを示す震度が基準になっているわけですが、これは耐震基準によるもので耐震住宅には耐震等級と呼ばれるもので評価されます。耐震等級とは、住宅の耐震性能をランク付けしたもので、1~3までの3つにわかれているのが特徴です。等級1は建築基準法レベルの耐震性能を満たす水準、等級2はこれの1.25倍、等級3は1.5倍の強度を持つなどの特徴があります。

イメージ画像

耐震住宅の特徴

耐震住宅とは、大地震が発生した際に構造躯体に損傷が生じない、もしくは倒壊しない住宅で、揺れに耐えることで建物を守る性能を持つ家を意味します。また、地震だけでなく台風が近づいてきたときに発生する突風など、風に対する揺れを軽減する機能も含まれているのも特徴の一つといえます。耐震住宅は地震の揺れに耐えられることを前提に設計が行われているなどの特徴がありますが、備える方法には、耐震性能以外にも免震や制震などの方法もあります。なお、耐震住宅には、壁を増やして住宅の強度を高める方法やX字型やV字型の耐震ブレースを使用する工法、鉄骨や壁をカーボンファイバーで補強したり、柱と壁の間にスリットを設けたりして地震の揺れの力を分散する方法などがあるのが特徴です。

イメージ画像

耐震住宅のメリット

耐震住宅のメリットは、地震対策にかかる費用を安く抑えられることや工期を短縮できること、強風や台風などによる揺れを軽減することができることなどがあります。さらに設置制限がないなどのメリットもありますが、設置制限とは地下室を作ることができるなど住宅設計上での自由度が高いことを意味します。免震構造の場合は構造上地下室を作ることができませんが、耐震住宅であれば柔軟な設計ができるメリットがあるわけです。なお、免震構造で地震の揺れを抑える場合の費用と耐震住宅での費用では数十万円から数百万円の差が生じるといわれています。近年全国各地で大きな地震が発生し大きな被害を受けている事例も多く、家を守ると同時に家に住む人々の安全を守れることは最大のメリットといえるでしょう。

イメージ画像
イメージ画像

ジーエム・ビルドの軸組工法は強い!
耐力壁+耐力面材+剛床工法で、さらに地震に強い住まいへ。

耐力壁と剛床工法

耐力壁とは

木造の建築物は、接合部分が回転しやすいため、柱と梁だけでは地震や風などの水平荷重に抵抗できない。そのため、各階ごとに所定の両の耐力壁を設置することが義務付けられています。耐力壁の多い建築物は、耐震性・耐風性に優れているのです。
よく、柱や梁が太い木造建築物は耐震性が高いと言われていますが、これは誤りなのです。伝統工法や木骨ラーメン構造でない限り、柱や梁の太さはほとんど耐震性には関係ないといえます。一般の木造建築物(木造軸組工法・枠組工法)では、耐力壁の量が多いことや、各部材を金物で正しく緊結していることが、耐震性を高めるのです。在来軸組工法の場合、耐力壁は筋かいのみで補強することが、昔ながらの工法です。ジーエム・ビルドでは、在来軸組工法をベースに、筋かいより強度や断熱材の充填など多くの点で優れている、『筋かい+耐力面材』の耐力壁を外周部に囲い、さらに強度を高めています。

剛床工法とは

ジーエム・ビルドの住まいは、床組では在来軸組工法で一般的な根太工法ではなく、耐震上最も効果的な工法となる『剛床工法』とし、水平面を強化します。

イメージ画像

全ての建物について、軸組計算を行い、必要耐力壁の確認をするだけでなく、
バランス等も考慮し、耐力壁を配置します。

イメージ画像

■普通の壁、耐力壁、耐力面材を使用した耐力壁の強度の違い

イメージ画像

■代表的な耐力壁と強さ

イメージ画像

■剛床工法と通常の在来工法

イメージ画像
イメージ画像

■地震の力の伝わり方の違い

イメージ画像
イメージ画像

耐震等級を高くするための4つのポイント

耐震等級を高めるには

POINT.1 建物を軽くする

物の重さが軽い方が耐震性は高いです。建物が重いと地震の際に揺れ幅が大きくなってしまい、建物へのダメージが大きくなります。対して、建物が軽ければ地震が起こっても揺れ幅が小さくなるため、地震の揺れによる影響を受けにくいです。たとえば、鉄骨造やコンクリート造は重量がありますが、木造はそれらと比べると軽いため地震耐性に有利になると一般的に言われています。

■2階建て150m2の建物で比べた場合の重量
イメージ画像

POINT.2 耐力壁を増やす

耐力壁とは、地震や風などで受ける横からの力に抵抗する壁のこと。耐力壁が多ければその分耐震性は高まるため、耐震等級を高めたいのなら重視したい点です。耐力壁が多いほど耐震性は高まりますが、設置するそのバランスが重要です。例えば、1階と2階の耐力壁の位置を揃えたり、四隅を支えるように配置したりと、ポイントとバランスをおさえて設置場所を決めましょう。

■耐震壁を多く有効的に使用した場合
イメージ画像

POINT.3 耐震に必要な設備をバランスよく配置する

耐力壁をただ多く配置するのではなく、バランスよく配置することが重要です。一部にだけ耐力壁が集まっているような、バランスが悪い建物は耐震性が逆に低くなるケースもあります。
また、耐震金物などで耐震性を上げる場合にも、家全体の耐震性を考慮し、バランスよく設置するようにしましょう。

■耐震壁をバランス良く配置した場合
イメージ画像

POINT.4 床の耐震性を上げる

壁だけでなく床の耐震性も重要。壁と床はつながっており、そのため、壁が頑丈でも土台である床が破損・崩壊すれば、地震の揺れには耐えられません。床に耐震性能があれば、耐力壁が受けた揺れを受け流せるためダメージを抑えられます。耐震等級2・3は床の剛性(水平構面)を計算する項目もあり、床の耐震性も保証されています。

■横揺れ、ねじれに強い剛床工法
イメージ画像

木を知り、正しく緊結し、
より高い耐震性を実現します。

金物

躯体をしっかり留め付ける金物

継手や仕口・接合部の補強、木材の脱落防止の為に用いられるものが金物です。住戸1戸(30坪)につき約230個もの金物が設置され、地震や台風などによる構造体の引き抜き力にも対抗します。また、当社だけでなく、第三者機関による金物緊結状況、釘、ビスのピッチ等を重点的に確認します。

イメージ画像
イメージ画像

プロが教える!耐震構造豆知識 今からでも遅くない 木造住宅の耐震構造 6つの基本

強い壁に変えるまたは増やす
壁をバランス良く配置する
床や屋根を補強する
柱・梁・筋交いなどしっかり緊結する
土台や柱が腐らないようにする
基礎を丈夫にする