断熱性能 - ジーエム・ビルド

一年を通して快適な暮らしを保つために、断熱性能は重要な役割を持っています。
夏は涼しく、冬は暖かい住まいのための、ジーエム・ビルドの施策をご紹介します。

快適な住まい環境を守るために「断熱性能」

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断熱材は外気の熱を家の中へ入れることを防ぎ
快適な生活を送る上で、重要な要素です。

断熱材

住宅に求める「断熱」の目的

建物の断熱とは室内側と室外側の熱移動を遮断して外気温が室内に伝わりにくくすることです。
熱伝導率の低い断熱素材を隙間なく施工し、気密性を保つことが「夏涼しく、冬暖かい」住宅を実現する基準となります。
また、建物内外の温度差から生じる結露の発生を防止します。

ジーエム・ビルドは
省エネ最高等級「4」を標準施工

ジーエム・ビルドでは、省エネルギー基準の最高等級「4」を満たす断熱施工を標準としています。
密度の高い「高性能グラスウール」を充填する工法を標準採用し、住まいにおける理想の断熱性能である「夏涼しく、冬暖かい」住まいづくりを行っております。

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高性能グラスウール施工

グラスウールは断熱性だけでなく、保温・保冷性をはじめ、吸音性にも優れた素材です。
高性能グラスウールは、通常のグラスウールより、繊維径が細くなることで、その本数は約4倍に、繊維間にある空気室の大きさは約4分の1になるため、高い断熱性能を発揮します。

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高性能グラスウールの性能

グラスウールは、ガラス繊維が複雑に絡み合うことで無数の空気の部屋を作り出し、この空気の部屋を層として構成することで優れた断熱性能を発揮します。
空気の力により、グラスウールは地球にやさしい温熱環境の創造に貢献します。

グラスウールの断熱性が高い理由

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グラスウールの断熱性能は、細いガラス繊維が複雑に絡み合っている独自の構造にあります。
身近にある物質の中で、もっとも熱を伝えにくいのは空気です。
しかし空気は暖まると上昇し移動してしまい、それに伴って熱も移動してしまいます。
空気が持つ断熱性能をしっかり活用するには、空気が動かないように固定することが必要です。
グラスウールは細いガラス繊維の間に連続した無数の空気室を構成し、その空気が固定されることにより高い断熱性能を発揮するのです。

高性能グラスウールの断熱性

高性能グラスウールは通常のグラスウールよりも細く、繊維径4~5マイクロメートルで製造されています。
繊維径を細くすると繊維本数は約4倍に、そして空気室の大きさが約4分の1になるため、より動きにくい空気室の構成が可能となり、さらに高い断熱性能を発揮することができます。

高性能グラスウールと
通常グラスウールの断熱性能比較
高性能グラスウール 通常グラスウール
電子顕微鏡
写真
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繊維径 4~5マイクロメートル 7~8マイクロメートル
16K100mm 2.6 m2・K/W 2.2 m2・K/W
24K100mm 2.8 m2・K/W 2.6 m2・K/W
断熱性能の数値化

断熱性能を表わす数値として、熱伝導率( λ )と
熱抵抗値(R)があります。

熱伝導率( λ )
熱伝導による熱の伝わりやすさを表わす数値です。
数値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能に優れた材料であることを表わします。
熱抵抗値(R)
断熱性能を良くするには熱伝導率が小さいだけでは不十分で、材料の厚みを考慮することが必要です。
ある厚みを持った材料の断熱性能を表わす数値が熱抵抗値です。

熱抵抗値(R)算出式

熱抵抗値( m2 ・K/W)= 
厚み(m)÷ 熱伝導率 W/(m・K)

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グラスウールは、密度及び厚みのバリエーションが豊富で加工しやすく、使用部位や用途に応じて最適な断熱性能を確保できる優れた断熱材です。

サーモカメラで見る
断熱リフォームの効果

冬期
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天井の断熱材が不十分なため、一部温度が低くなってしまっている。
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断熱材を入れなおすことにより、断熱性能が発揮された。
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暖房のないトイレや浴室などは、温度が低くなってしまっている箇所がある。
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温度ムラが無くなるため室内の温度が均一に整えられる。
夏期
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夏は小屋裏の温度が天井に伝わることにより、天井の表面温度は40℃近くまで上昇。
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小屋裏にグラスウール断熱材を施工したところ、30分後には35℃以下まで下がったことを確認。

サッシ

建物外周部で最も熱を伝えやすいのがサッシです。
当社では、Low-E複層ガラスを標準採用しています。
熱の侵入や流出を防ぐため、冷房効率がUPし、節電にも効果的です。
もちろん冬の暖房熱も逃がしません。
複層ガラス内部の金属膜により発揮するLow-E複層ガラスの遮熱効果は、実に一般複層ガラスの2倍です。
夏は強い日差しを60%もカット、加えて冬の結露対策としても効果的です。
また、サッシの中でも最も熱が伝わりやすいのがアルミで構成された部分です。
当社ではアルミ枠を薄く改良した商品や、樹脂と組み合わせて断熱性を上げた商品等を積極的に採用しています。

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住まいの断熱性能比較

断熱材の役割

基本的な“なぜ断熱が必要なの?”という部分からご説明します。

  • ●いつもきれいな空気の生活環境が維持でき、
    健康的に過ごせる
  • ●冷暖房費を節約できる
  • ●家が長持ちする
  • ●地球環境にもやさしい

このように様々なメリットがあります。

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いつもきれいな空気の生活環境が維持でき、健康的に過ごせる

まず最初に部屋の温度調整の面です。
夏⇒断熱されていない住宅だと外の熱気がどんどん家の中に侵入し、冷房の効きが悪くなる
冬⇒暖かい室内の空気が壁や窓、天井、屋根などから寒い屋外に逃げていってしまう。断熱効率を悪化させる要因は窓(サッシ)ということになります。断熱性能の低い窓により、断熱材の効果は低下します。
つまり“夏は暑く、冬は寒い”住宅になってしまいます。

こうならないためにしっかりとした断熱材をいれることで少しの冷暖房エネルギーで快適な室温を保つことできるのです。

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そしてもう1つの面が換気です。
シックハウス対策として2003年7月に建築基準法が改正され、住宅への24時間換気システムの設置が義務付けられるようになりました。
人間が生涯で一番摂取するものは食料でも、水分でもなく、空気です。当たり前にあるものなので忘れてしまいがちですが空気が汚いと健康に害が及ぶこともあります。快適に過ごすためにも家の中の空気は綺麗な状態に保てるお家にしましょう。

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冷暖房費を節約できる

断熱がされていない家だと、冬場は部屋を10℃以上も温めなければいけない場合もありますがこのときにかかる冷暖房エネルギーはかなりのものです…
断熱材を入れることで冷暖房エネルギーを微量に押さえることにより、エアコンやストーブ、扇風機などの運転時間を少なくすることができます。

また、運転時間が少ないのでそういった冷暖房家電の寿命も延びることになるので、ランニングコストがとても良いことがわかります。

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家が長持ちする

これはあまり知られていないのですが、実は日本の家は世界的に見るとあまり長持ちしません。
まずはこのグラフを見てください。

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アメリカやイギリスは50年以上も寿命があるのに対し、日本の家の平均寿命は30年程と言われています。
一般的に、家を建てて20~30年経つと住んでいる人の家族構成やライフスタイルが変わり、住まいが暮らしに合わなくなってきます。なので建て替えやリフォームでそのミスマッチを埋めるというのが今の流れです。

そしてこの家の寿命の原因が「家の腐り」なのですが、家の腐れを引き起こしている真犯人は、壁の中で生まれる結露。そして、壁の中の結露が発生する原因は、家の断熱性が低く家の中で温度差が発生するからです。

結露には表面にできる「表面結露」と壁の内部などにできる「内部結露」があります。特に「内部結露」は、室内の水蒸気が壁の内側に入り込んで発生するので気付きにくく、ふき取ることもできません。そのまま放っておくと、住宅の構造材や外壁までも腐らせる恐ろしいものなんです…

そこで高気密/高断熱住宅では、グラスウール断熱材や防湿気密フィルムを貼ることでこうしたトラブルを回避します。

ジーエム・ビルドでは、高性能グラスウール断熱材を設置した住宅をご提供しております。

地球環境にもやさしい

日本のCO2排出量のうち、住まい(家庭部門)からのCO2排出量はその約16%を占め、特に、居住中のエネルギー消費を減らすことは、CO2削減を大きく促すと言われています。 省エネ住宅は地球にやさしいだけでなく、家族が快適、健康に、そして経済的に暮らせます。
ジーエム・ビルドは、その家で暮らす家族が喜ぶ家づくりを行い、快適な生活環境をご提供します。

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省エネルギー基準(等級)とCO2排出量の違い

「次世代省エネルギー基準」の住宅は、旧省エネルギー基準の住宅と比べ、2.24倍も断熱性能が高く、CO2排出量を55%も削減できます。

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