11. プロヴァンスから、スパニッシュの装いへと生まれ変わった家
| 建築工法 | 木造軸組工法 |
|---|---|
| 階 数 | 2階建 |
| 屋根面積 | 約80㎡ |
| 外壁面積 | 約200㎡ |
| 工事期間 | 約2週間 |
| 工事概算費用 | 約150万円(足場設置費用・産廃費用含む) |
S様邸は新築でお引き渡し、築10年を迎えました。これまでにトラブルや不具合は特にありませんが、屋根の破損や劣化などが原因で、今後雨漏りなど、トラブル発生の可能性を事前に回避しておきたいとの理由で現状調査の依頼を受けました。
動画と静止画撮影可能なカメラ付ドローンを使用し、建物上空から屋根全面の詳細調査を実施しましたが、目立った問題は確認できませんでした。
ドローンでの撮影画像を確認頂いた際に、屋根とは別に外壁の汚れや劣化具合が気になったと話すS様。屋根面のメンテナンスとして高圧洗浄機で汚れを落とし、プライマー塗装と艶消しクリアー色の塗装工事を行い、加えて外壁全面の塗装工事と軒先の雨ドイ及びタテドイの塗装工事を同時にやりたいとの希望から、建物外装リフォーム工事をご発注を頂きました。
現地調査
【Before】現地調査：ドローン空撮_外観1 ※画面中央建物
【Before】現地調査：ドローン空撮_外観2 ※右手前側物件
工事用足場組み・養生シート設置 他
【工事中】単管パイプによる工事用足場組み／外壁塗装：ジョリパッットフレッシュ仕上げ・画像は切妻壁面
【工事中】足場組み・玄関アプローチ部分塗装中
【工事中】隣地側所有 自動車養生カバー
既存ジョリパット仕上げ外壁 と 塗装工事後のジョリパットフレッシュ仕上げ比較
[Before]
新築時に施工した外壁仕様はアイカ工業社製 ジョリパット。
アイカ工業が製造・販売する壁面仕上げ用の塗材です。45年
以上の歴史があり、さまざまなデザインを実現できる自由度
が特徴です。ペンキなどの塗料とは異なり、デザインをつけ
る仕上げ塗材として、多くの壁面に使用されています。住宅
の場合は外装に使われることが多いですが、門扉まわりなど
の外構や内装に使用されることも多く、幅広い部位に採用さ
れている壁面仕上げ用の塗材です。
【Before】塗装工事前外壁 ジョリパット仕上げ
[After]
S様邸外装リフォームでは、同社製品の改修用トップコートジョリパットフレッシュを採用。
特徴①
ジョリパット独自の風合いを活かしたマットな質感で砂壁調
の風合いを維持します。
特徴②
美しさが長持ちすることです。汚れが雨で流れやすい高親水
性塗膜なので、美観を長時間保ちます。
特徴③
紫外線に強く、耐候性にも優れている樹脂を使用して塗膜の
耐久性を向上しています。また、防カビ性にも優れているの
で、菌類の繁殖を防いで退色がしづらいというメリットもあ
ります。
【After】ジョリパットフレッシュ塗装仕上げ後
外装リフォーム Before & After
[Before style：プロヴァンス]
プロヴァンス風住宅の最大の特徴は、青空と緑に映える明るい色の外壁と瓦屋根。
白やベージュ、ハチミツ色の漆喰壁は、強い日差しをはじき、温度・湿度を調整してくれます。 アクセントとして外壁の一部を石やレンガ貼りにすることも。
屋根はオレンジや褐色などの鮮やかな色合いで、伝統的なフランス瓦やスペイン瓦が用いられます。
【Before】プロヴァンス スタイル
[After style：スパニッシュ]
切妻屋根と、赤茶色のスペイン風瓦屋根、白いコテ仕上げの外壁がスパニッシュスタイルの特徴です。
地中海沿岸などに多く見られるデザインを継承し、古木や白い塗り壁が生み出す、素朴でぬくもりある暮らしが
広がり、家の中心に作られたパティオ（中庭）が、開放感ある豊かな空間を演出してくれます。
【After】スパニッシュ スタイル_1
【After】スパニッシュ スタイル_2
【After】スパニッシュ スタイル_3
